さくらVPSにRStudioをインストールしてみた

昨日のR勉強会@東京でちょっとだけ話に出てきたRStudioのサーバ版をさくらVPSにインストールしてみました。

RStudioとは?

R言語IDEです。デスクトップ版とサーバ版があります。
デスクトップ版は、Windowsだけでなく、MacUbuntuFedoraもサポートしています。
サーバ版はUbuntuCentOSはバイナリがあるので楽にインストールでき、サーバ版でもコードの補完が
出来るなど、ディスクトップ版と遜色ない感じで使えます。

Rのインストール

RStudioにはR自体は含まれていないので、まずはRのインストールから。
yumリポジトリにはRがないので、CRANからインストール。
CRANのRはバージョンが2.10なので、RPMforgeやEPELを使ってください。
WindowsLinuxは2.11.1以上、Macは2.12が必須環境となります。
私の場合は、EPELを使ってたっぽいです。。。
リポジトリの追加は、RPMforge EPEL Remiリポジトリインストール辺りをご参照頂ければと。
riywoさん、ご指摘ありがとうございます!!

$ sudo yum install R

RStudioインストール

RPMからは以下の感じでさっくりインストールできます。

$ wget https://s3.amazonaws.com/rstudio-server/rstudio-server-0.92.44-x86_64.rpm
$ sudo rpm -Uvh rstudio-server-0.92.44-x86_64.rpm

インストール後にサーバが起動します。

最新版はGitHubに公開されていますので、より人柱版を使いたい人はソースからインストールしてみると良いかと。
(若干、面倒くさそうなので私は見送りました・・・)

ポート設定

デフォルトのポートは、8787なので

http://<server-ip>:8787

でアクセスできますが、ポート閉じている場合はiptables等の設定をする必要があります。

使用ポートを代えたい場合は、設定ファイルでポートを指定する必要があります。

/etc/rstudio/rserver.conf
www-port=8787

設定後は、サーバを再起動します。

$ sudo rstudio-server stop
$ sudo rstudio-server start

または

$ sudo rstudio-server restart

画面イメージ

ログイン画面はこんな感じです。
認証はローカルのユーザ、パスワードを使用していようです。
設定ファイルでauth-required-user-groupを設定すると、使用するユーザを制限できる模様。


ログイン直後


線形単回帰分析してみたところ

まとめ&所感

  • インストールはディスクトップ版もサーバ版も簡単にできる
  • ちょっと使ってみた感じでは、割と使いやすそう。(Eclipseと比べると)
  • 開発が始まって4ヶ月程(2010/12/7にfirst commit)のプロジェクトなのに、完成度も高いので今後も期待。
  • サーバ版は会社の空き時間に、ちょっとRの勉強するのには最適?